【教育現場で確信】心は、日々の「自分への言葉」でできている

夫婦のコミュニケーション、夫婦関係改善、自分と向き合う

パートナーシップコーチの渡邉明日香です。

前回は、フィギュアスケートの“りくりゅう”ペアのエピソードから、
「視線を過去ではなく、未来(私たち)へ向ける」というコツをお伝えしました。

(※前回の記事をまだ読んでいない方はこちらから)
➁りくりゅうペアに学ぶパートナーシップ│関係を再生させる「視線の切り替え」の決定的なコツ

頭ではわかっていても、「いざとなると難しい」と感じることはありませんか?

実は、その視線の切り替えをスムーズにするために、欠かせない“ある土台”があります。

それを改めて確信した出来事がありました。

45分間の「自分と向き合う時間」

先日、埼玉県の小学校で行われた6年生へのコーチング授業に、サポートとして参加しました。

45分間、子どもたちにとっての「自分と向き合う時間」です。

最初に、こう問いかけました。

「自分とのコミュニケーションを考えてみよう。」

すると、多くの子がきょとんとします。

「え? 自分とのコミュニケーションってなに?」
「毎日してるって、どういうこと?」

無理もありません。
最初は分からなくて当然です。

そこで、一本の動画を見てもらいました。
実際に授業で使用した動画がこちらです。
※10分程の短い動画です

答えを教えるための動画ではありません。
ただ、問いが静かに残るストーリーです。

正解も、解説もありません。

けれど、映像が終わったあと、教室の空気が少しだけ変わりました。

「分からない」という表情が、「考えている」という表情に変わったのです。

心は、日々の「自分への言葉」でできている

動画のあと、あるワークを行いました。

すると、ぽつり、ぽつりと、

「ほんとは不安だった」
「できないって思ってた」
「もっとこうなりたいって思ってた」

少しずつ、子どもたちの“内側の声”があふれてきました。

私自身、コーチという仕事柄、そしてコーチングスクールという環境に身を置き続けているため、

「自分を整えること」や「思考の言語化」を習慣にして、時にコーチをつけて、自分と対話し、思考の偏りに気づくことを定期的にしています。

それは、歯を磨くのと同じくらい、私にとって欠かせない土台です。

けれど、真っ白な状態で自分と向き合う子どもたちの姿を見て、改めて強く気づかされました。

人は、

「自分とどんな会話をしているか」

という土台が整って初めて、外の世界(相手)へ柔らかい、あたたかな視線を向けられるのだ、と。

たとえば、

・どうせ分かってもらえない
・私さえ我慢すればいい
・また否定されるかもしれない

こうした言葉を無意識に自分へかけ続けている状態では、相手を「味方(We)」として見るエネルギーは湧いてきません。

心は、日々自分にかけている言葉でできています。

だからこそ、自己対話の質が変わると、選ぶ言葉が変わり、関係の空気が変わっていきます。

たった45分でも、人は変わる

今回の授業でも、

「今の自分の声を聴こうとする時間」があったからこそ、子どもたちは

「自分はこんなこと考えてたんだ」と気づけました。

その45分の中で、

自分と向き合う時間の中で、
不安を少し小さくできる言葉を
自分自身で見つけること。

そしてその言葉を、自分の声で、
自分にそっと届けること。

それが、小さな自信につながっていく。

その変化を、私は確かに感じました。

自分の声は、ひとりでは気づきにくい

ただ、この「自分との会話」は、ひとりではなかなか気づきにくいものです。

なぜなら、それが“当たり前(無意識)”になりすぎているから。

子どもたちも最初は「分からない」と言っていました。

けれど、問いがあり、安心できる場があり、そばでサポートする人がいることで、

たくさんの“自分との会話”に気づいていきました。

大人も同じです。

自分の声は、自分ひとりでは見えにくい。

だからこそ、問いを一緒に持ってくれる存在がいると、内側の景色は、ゆっくりと変わっていきます。

あなたは最近、どんな声を自分にかけていますか?

その声は、あなたの未来を後押しする言葉になっていますか?

未来は、「自分への言葉」から、少しずつ変わり始めます。

もし今、自分の声を少し丁寧に聴いてみたいと感じたなら。

その問いを、誰かと一緒に持つ時間も、きっと意味のあるものになるはずです。

次回は、私が自分を整えるために、常に自分へ投げかけている“ある問い”についてお届けします。

不安のループから抜け出すヒントにもなるはずです。

楽しみにしていてくださいね。

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